BOSSシステムとは
当団では乳用牛の交配種雄牛選定の参考情報として、牛群改良シミュレーションを無償で行っています。
このサービスでは、牛群検定データや血統情報を駆使し、ご依頼のあった農家の検定牛1頭毎に近親交配を避けながら牛群全体の能力を補完・向上させる最適な交配種雄牛を選定し、併せてその検索結果に従って交配を行った場合の次世代の牛群能力をシミュレーションすることができます。
BOSSシステムは、牛群検定情報から提供されるメス側の遺伝評価値と、（一社）日本ホルスタイン登録協会から提供される血統登録による近親交配情報と、オス側の乳用種雄牛評価成績を元データとして、近交係数を考慮した上での改良目標に沿った最適な種雄牛を選定します。
利用するには同意書を提出していただく必要があります。
（BOSS:Best Operation of Super Sire）
※本サービスは都府県限定で実施しております。
よくある質問
A:牛群検定に加入していることが必須です。また、牛群検定情報および（一社）日本ホルスタイン登録協会が管理する血統情報をBOSSシステムで利用することに承諾していただくことが必要になります。
同意書はこちら
A:国内ヤングサイアと国内検定済種雄牛が選定されます。輸入精液については、無脂固形分量・率や長命連産効果などの我が国独自の遺伝評価値を持たないため、対象外としています。
A:体型審査を受けていない牛は、牛群内の平均的な牛として扱うことで種雄牛を選定します。
A：BOSSシステムには種雄牛の絞り込み機能がついていますので、肢蹄の良い種雄牛のみや乳量が高い種雄牛のみなどの設定が可能です。お気軽に種雄牛センター職員までご相談ください。