SNP検査

SNP検査

SNP検査には、①毛根からDNAを取り出すDNA抽出工程、②DNAを用いてSNPの遺伝子型を検査するSNPタイピング工程 があります。

①「DNA抽出工程」
毛根からのDNA抽出は、毛から毛根部だけを切取り溶解液に浸します。毛根が溶けた溶解液を精製してDNAのみを含む溶解液にしていきます。

②「SNPタイピング工程」
SNPタイピング工程は、初めにDNA抽出で得られたDNAの溶液を薬品や酵素で処理し、ビーズチップと反応させます。

その後、反応させた結果を特殊なスキャナ(ビーズチップ用スキャナ” iScan”)で読み取ります。読み取った画像データは専用ソフトウェアで解析し、各SNPの遺伝子型を決定します。

XTチップ

現在、欧米や日本を中心に乳用牛で行われているゲノミック評価は、すべてアメリカで開発されたSNP検査技術を利用しています。これには、イルミナ社が販売しているビーズチップを用います。

当団では、牛のSNP検査用にイルミナ社とともに独自のカスタムビーズチップ “LIAJ custom_50v1（XTチップ）”を開発しました。
このカスタムビーズチップにより、従来のイルミナ社製50Kチップと同等の情報量を持ちながら、LDチップと同等の価格でSNP検査を行う事が出来るようになりました。
LIAJ custom_50v1は、1検体から申し込み可能です。それ以外のビーズチップまたは牛以外の動物種についてはお問合せください。

検査には毛根、血液および耳片などを使用します。動物種、試料により採取方法、送付方法が異なります。
牛については下記のリンク先をご覧ください。

試料採取・送付方法

牛以外の動物種についてはお問い合わせください。

SNP検査には毛根、血液および組織など各種試料からのDNA抽出およびビーズチップによるSNPタイピングが含まれますが、ゲノミック評価は含まれません。
試料は抽出済みのDNAでも構いませんが、検査料金は同じです。