広島産肉能力検定場が「農場HACCP認証」を取得しました

令和8年1月30日付で、当団の広島産肉能力検定場が「農場HACCP認証」を取得いたしました。
当団は、今後もより安全で信頼される肉用牛の産肉能力検定結果と種畜情報を提供してまいります。

登録概要

  • 登録機関  公益社団法人中央畜産会
  • 登録番号  第458号
  • 家畜の種類 牛(肉用)

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認証取得の背景と目的

家畜改良事業団は、わが国の畜産基盤を支える種畜・精液の安定供給と遺伝的改良を使命として、これまで衛生管理の徹底と品質向上に取り組んでまいりました。
近年、畜産物に対する安全・安心志向の高まりや、家畜伝染病リスクの増大を受け、家畜の生産現場には、より科学的・体系的な衛生管理が求められています。このような社会的要請に応えるべく、広島産肉能力検定場では、家畜の飼養管理から検定業務に至るまでの作業手順を見直し、危害要因分析(HACCP)に基づくリスク管理の“見える化”と継続的改善を進めてきました。
その取り組みが評価され、令和8年1月30日「農場HACCP認証」の取得に至りました。

主な取組内容

広島産肉能力検定場では、肉用牛の産肉能力検定を通じて、優良な種畜選抜と遺伝的改良の基盤を担っています。

今回の農場HACCP認証取得にあたり、以下のとおり、従来から取り組んでいたことの強化(○)に加えて、不足していたことを新たに(●)整備いたしました。

  1. バイオセキュリティの強化
    ● 衛生管理区域内への入退場管理の強化
    ● 車両・作業者の動線分離と消毒ポイントの増設並びに明確化
    ○ 外部からの病原体侵入対策の標準化
  2. 飼養環境・衛生管理の標準化
    ○ 給餌・給水、敷料交換、清掃・消毒等の日常作業手順書(SOP)の整備見直し
    ○ 温湿度や換気等、飼養環境のモニタリングと記録管理
    ○ 動物福祉に配慮した飼養管理の実践
  3. 健康管理・疾病対応体制の整備
    ○ 個体ごとの健康状態記録と異常早期発見の仕組みの見直し
    ○ 疾病発生時の対応フロー、通報体制、関係機関との連携手順の明確化
    ○ ワクチン接種・駆虫等の予防衛生の計画的実施
  4. トレーサビリティと記録管理の徹底
    ○ 個体識別情報と検定データの一元管理
    ○ 飼養履歴・投薬履歴・衛生管理記録の整備と保存
    ● 内部監査および改善サイクル(PDCA)の運用

これらの取組により、検定業務全体にわたって科学的根拠に基づく衛生管理システムが構築され、より安全で信頼性の高い検定結果と種畜情報を生産者・関係機関へ提供できる体制が整いました。