体外受精卵事業の沿革

1980年~

家畜改良技術センター(現:家畜改良技術研究所)の出先機関として、体外受精簡易施設を東京都立芝浦と場(東京都港区)の近くに新設

家畜改良技術センター東京バイテクセンターを東京都品川区に開設

現:家畜バイテクセンタ
ヤダビル 5階:実験室 6階:事務所

東京都立芝浦と場の卵巣を採取後、実験室まで短時間で持ち込みができることから、同と畜場から1.5kmに位置する施設に、体外受精卵生産施設を設置した。

1990年~

3月 東京バイテクセンターの施設を拡充

4月 家畜改良技術研究所から分離独立し、家畜バイテクセンターに改名

8月 家畜バイテクセンター神戸分室を兵庫県神戸市立食肉センター近くに新設

1月 神戸分室が阪神淡路大震災により被災し、機器等に甚大な被害

11月 復旧を完了し、本格的な生産業務を再開

体外受精卵の普及促進のために、体外受精卵情報に特化した「卵通信」の配布を開始

6月 財団法人興農会(現:一般財団法人畜産ニューテック協会)の協力のもと、東京食肉市場にて体外受精卵産子のみを集めた「第1回体外受精卵産子枝肉研究会」を開催

2000年~

3月 大阪市食肉市場において「第1回大阪体外受精卵産子枝肉共励会」を開催

雄子牛生産の確率を高めるため、胚の一部切除による性判別を開始

性選別精液(Sort90)販売に伴い、Sort90Yを用いた体外受精卵の供給を開始し、胚の性判別は休止

2010年~

3月 福島第一原発事故による放射能汚染に伴い、枝肉のセシウム検査が開始され、基準値以下のウシ卵巣のみを体外受精卵の生産に使用

2月 販売個数の減少により、家畜バイテクセンター(品川)の規模縮小

6月 神戸分室を神戸市中央卸売市場西部市場内に移転

10月 家畜バイテクセンター福岡分室を福岡市中央卸売市場食肉市場内に開設

2020年~

8月  福岡分室の施設を拡充

9月 「卵通信ミニ」の発刊を開始

4月 家畜バイテクセンター(品川)の施設を拡充

11月 体外受精卵の培養系の変更